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https://www.flickr.com/photos/tonioskipper/
大手不動産会社のA支店の社員の恩納月(仮称)がOから自宅の売却査定の依頼を受けました。Oは同じ会社のB支店の女性の営業の色家(仮称)にも売却査定を依頼しました。Oはとにかく自宅を高く売れる会社と契約すると言いました。過去にパイプカットしたての恩納月は色家に酒を飲ませて口説いたのですが振られた事が有り、今もその事を根に持っています。恩納月には同じバツイチの元レディースの恐妻がいます。酒癖の悪い恐妻は恩納月を殴ったりもします。最近、成績が悪く歩合給が少なく機嫌の悪い恐妻の事も心配です。恩納月はとにかく契約しようと躍起になっています。

恩納月は買主を見つけて売り主Oに価格を提示すると色家がさらに高い金額の買主を見つけました。負けていられないと恩納月はさらに高い金額の買主を見つけました。金額に納得したOは売買価格の内500万円を領収書無しでくれと言いました。仮に売買価格が5000万円なら契約書は4500円で売った事にして、500万円は領収書無しでくれとの事です。(業界用語でBと言います、脱税等に利用しますが大手では御法度行為です。この場合はBで500万円支払うと言います)その話を聞いた色家は同額でBを出す買主を探しました。色家の営業は無茶苦茶です、役職は色家の方が上です、得意技のDカップで何でもありの色家は成績も優秀です。

腹が立った恩納月は、悪い噂のあるOBの土路房(住宅ローン偽造=通称ローン屋:年収、勤務先、納税額などを偽造して住宅ローンを付けて不動産を売る者)に相談しました。土路房は以前より偽造ローンで売れ残り物件を処分している不動産会社に持ち込んで色家より高い金額を出しました。

契約前に土路房は売り主のOと内合わせをしました。その時に何故Bが必要かが分かりました。自宅の名義人はOの祖母です。自宅はOの叔父の借金の担保になっており返済の為の売却でした。Bの500万円はOとOの父で山分けするので叔父にも祖母にも分からない様にくれと言いました。叔父、父、孫と悪い奴ばかりです。

Bの契約は大手不動産会社では出来ないのでOBの土路房の会社が仲介して恩納月と折半する事になりました。恩納月は会社を抜いた不正をして金を得ます。これで恩納月は恐妻から虐待を受けずに済みます。ただし、問題が有ります、この一連の流れは逐一、恩納月の上司の兼成に報告しています。

上司の兼成は、元大金持ちの娘で今は倒産して文無しの妻がいます。贅沢好きの妻と結婚する時の条件は、以前の贅沢な生活を妻にさせる事です。兼成はその頃、別の仕事をしていたのですが金がいる為に不動産会社に入社して死にものぐるいだ働きナンバーワン営業になり今は店長です。しかし、妻の浪費のおかげで年収2000万円でもいつも金がなく自分は15前の国産車に乗っています、会社で海外旅行に行っても金がないのでコンビニで食事を買って部屋を一歩も出ません。妻は新車のBMWで毎週エステサロンに通っています。そんな兼成の唯一の楽しみは酒です。部下のおごりで毎晩のように泥酔するまで飲み、女を買います。部下の歩合給は店長から貰う客数と質で決まりますから誰も逆らえません。

恩納月が不正で得た金は上司の兼成と折半することになりました。その後契約して決済を銀行でする事になりました。決済前に土路房と連絡がつかない様になりました。売主の自宅の担保にしている金額が売買価格より高いので手付金500万円を保全の為に仲介会社の土路房が預かっていました。

手付金500万円、売買価格5000万円、借金8000万円です。銀行と話し合い、売却する為に抵当権8000万円を5000万円ではずしてもらい残り3000万円は無担保で返済する事になりました。このような場合は仲介会社が契約時に手付金を売り主から預かり、決済時に売り主に返します。


土路房は金にだらし無く後輩からも金を借りて返していません。最近、浪費家で金に細かいの妻と離婚して無一文のようです。過去にも今回の買主の不動産会社の手付金を三ヶ月返さなかった事でありました。

この物件は建て売り住宅を建てる為に買います。既に購入希望の買い客で6戸中3戸は売れています。買主はどうしてもこの物件を買いたい、たとえ、手付金の500万円を自分が立て替えても買うつもりです。理由はこの時点で半分売れているという事は残りもすぐに売れるからです。既に利益は500×3戸で1500万円です、残りが売れれば合計3000万円です。

ここでTの登場です。恩納月、土路房はTの元部下です。Tは兼成、色家、恩納月のOBです。Tは買主の不動産会社の子会社の社員です。Tはその微妙な立場でこのややこしい取引をまかされる事になりました

土路房はTに対しては電話に出ました。何とか兼成と土路房を指図して決済日を迎えました。決済は無事を終わりTは固定資産税の清算金40万円を兼成に渡してその場を去りました。土路房は上手い事言ってOから固定資産税の清算金を取って行方をくらましました。売り主に払うべき途方にくれた兼成が可哀想で,もし売り主から固定資産税を払えと言われたらTは半分出してやると言いました。


恩納月、土路房、兼成、O、Oの父、Oの叔父と悪い奴がこれだけ登場するのは珍しいです。
Tは、その新築を売って売上げになりました。Tの不動産会社の社長は3000万円儲かりました。
可哀想なのは売り主の祖母です。




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コメント

  1. prire | -

    どうしたんですか?急にこの長文っぷりw
    登場人物達は、女好き、色気、泥棒、成金ってとこなのかな。

    ( 23:06 )

  2. 長い!長いすよ!。。。

    ( 23:31 )

  3. たんちん | YuMuKjyA

    prireさん
    話が長過ぎましたわ、ようするに、そういう事です。

    ( 06:54 [Edit] )

  4. たんちん | YuMuKjyA

    招き猫右手さんへ
    途上人物が個性派ばかりなので、気がついたら2時間かかりました。疲れましたわ

    ( 06:56 [Edit] )

  5. pooh | -

    力作ですねぇ。
    私も記事を書くのに、結構時間がかかりますよ。
    たんちんさん、不動産業界ネタで小説書けるかもしれませんね。
    あっ、「喫茶店時代のお客様ネタ」もありました。
    ネタ帳の宝庫ですね(^^)

    ( 07:40 )

  6. たんちん | YuMuKjyA

    poohさん
    書き出したら長くなって、こいつら、本当に味の有る奴らばかりです

    ( 08:55 [Edit] )

  7. いろいろでセカンドライフ | -

    面白い!!
    ただ、脳みそが足りないせいか、完全には理解できないところがいくつかあります。
    不動産取引、なんだかとても怖くなりました。
    もっとも、売る家も、買う予定もないのですけど。

    喫茶店に続き、小説になりそうです。

    ( 16:08 )

  8. たんちん | YuMuKjyA

    :いろいろでセカンドライフさん
    調子に乗ってたら長文になりましたわ。全員知ってる奴ばかりなので、細かすぎました。

    ( 11:50 [Edit] )

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